「位牌を作ることになったが魂入れは必要?」
「費用はどのくらいかかる?」
「自宅と寺院どっちで行う?」
このような疑問はありませんか?
位牌と魂入れは必ずセットだと考える方もいるかもしれませんが、宗派によっては必要でない場合もあります。
とはいえ、基本的には行ったほうがよいものであり、費用や必要とされる理由は知っておくとよいでしょう。
本記事では、人やペットの位牌の魂入れに関する情報をお伝えします。
費用の相場や行う場所、依頼先、準備物などを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
人・ペットの位牌の魂入れ(開眼供養)とは?
位牌の魂入れ(開眼供養)をよく知らない方に向けて、どのようなものなのか解説します。
魂入れを行うタイミングや行う場所、依頼できる場所も併せてご紹介していますので、参考にしてください。
位牌の魂入れはどんな儀式?
位牌に魂入れをする儀式は「開眼供養」とも呼ばれており、位牌に故人様の魂を宿らせるための儀式です。
魂入れが始まったとされるのは、8世紀ごろです。
有名な東大寺の大仏が完成して行われた魂入れがきっかけで、位牌にも行うようになったといわれています。
魂入れをしていない位牌は単なる木製の仏具ですが、魂入れを行い故人様の魂が宿ると、家族を見守ってくれる存在となるとされています。
また、魂が入った位牌に手を合わせたり供物を置いたりすることで、故人様の供養にもなるとも考えられてきました。
仏様や故人様の姿は目に見えないからこそ、仏像や位牌に魂が入っていると思うことにより、心の安らぎを得ていたのかもしれません。
魂抜きの儀式もある
魂入れとは反対に、魂抜きの儀式も存在しています。
魂抜きは、位牌を作り替えるタイミングや引っ越しを行うタイミングで必要です。
同じ部屋の中で置く位置を変える程度であれば、魂抜きの儀式は必要ありません。
魂抜きは僧侶にしてもらいます。
魂入れをするタイミングは2つ
魂入れをするタイミングは以下の2つです。
● 四十九日の法要時
● 位牌・仏壇を作り替えるとき
どのような感じで行うのかも含めて解説します。
タイミング1|四十九日の法要時
基本的に、魂入れは四十九日の法要時に行われます。
納骨式が行われるためです。
白木が用いられた仮位牌と本位牌がありますが、法要で用意するのは本位牌です。
魂入れが無事に完了したら、そのままお仏壇に設置して問題ありません。
タイミング2|位牌・仏壇を作り替えるとき
位牌やお仏壇を作り替えるときは、魂入れをしてもらう必要があります。
新しい位牌にはまだ魂が入っていないためです。
加えて、引っ越しのために魂抜きをした位牌も、引っ越しが完了したら再び魂入れを行う必要があります。
法要以外のタイミングで魂入れを依頼できるところを以下でお伝えしますので、参考にしてください。
行う場所や依頼先は?
魂入れをお願いできる場所や依頼先を、人の場合とペットの場合で分けてお伝えします。
結論からお伝えすると、寺院にお願いすれば人・ペット問わず魂入れの依頼は可能です。
人の場合
人の魂入れは、寺院もしくは仏壇を設置している場所で行われます。
魂入れは先祖からお世話になっている菩薩寺に依頼するのが一般的ですが、分からない場合やない場合は近くの寺院に聞いてみるとよいでしょう。
ペットの場合
ペットの魂入れを行う場合も、人と同様に寺院で依頼できます。
ただペットの場合は、ペット霊園やペット葬儀会社に依頼できることもあります。
人・ペットの位牌に魂入れは必要?かかる費用は?
人・ペットの位牌に魂入れをする必要性や費用の相場をお伝えします。
結論からお伝えすると、魂入れは宗派によって必要性が変わり、行う場合は高額な費用を見積もっておく必要があります。
以降で詳しく解説しますので、しっかり目を通しておきましょう。
魂入れは基本的に必要
「魂入れは不要なのでは?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、基本的に魂入れは必要です。ただ、宗派によって異なります。
多くの宗派では、魂入れは大切な儀式の一つで、行う必要があると考えられています。
しかし、浄土真宗では必要ありません。
なぜなら、浄土真宗では位牌に魂が宿るという概念がなく、亡くなった後すぐに魂は成仏して天上界に行くと考えられているためです。
浄土真宗では、代わりに「おわたまし」と呼ばれる、ご本尊を迎え入れる儀式を行います。
費用相場は数万~10万円
魂入れを行うのにかかる費用の相場は、数万~10万円です。
費用の相場が幅広い理由は、商品のように定価が存在していないためです。
地域や寺院によって、魂入れの費用は異なります。
したがって、高くても10万円程度が相場となっていますが、場所によっては10万円以上する可能性もあります。
正確な費用は各依頼先に問い合わせましょう。
位牌の魂入れで準備するもの
位牌の魂入れで準備するものは以下のとおりです。
● お布施
● 数珠
● 遺影
● お供え物
● 喪服(法要時に限る)
金額やどのようなものがよいのかなど、決まり・ルール、マナーといった点も含めて解説します。
お布施
お布施とは、僧侶に対する謝礼金です。
費用の相場は30,000〜50,000円となっています。
あまりに少ないのはマナー違反となりますので、気を付けましょう。
そのほかのマナーとして、以下があります。
● 必ず封筒は白色にする
● 表には「御布施」と書く
● 「お布施」の下に送り主の氏名を入れる
● 裏面に住所・金額を書く
● 金額は漢数字(旧字体)を用いる
● 渡す際は切手盆に乗せるもしくは袱紗に包む
● 渡すタイミング(自宅):法要の開始前後の挨拶時
● 渡すタイミング(寺院):受付に渡すのが一般的
上記のようにマナーが多くあるため、しっかり確認しておきましょう。
数珠
数珠は読経してもらう際に使用します。
左手もしくは両手に数珠をかけて手を合わせるのがマナーです。
費用は数百円から数十万円するものまであり、幅広い数珠があります。
宗派によって数や大きさ、素材などが異なりますので、宗派に合うものを選びましょう。
特に属する宗派がない場合は、宗派を気にせず使えるものがありますので、そちらを選ぶとよいでしょう。
また、数珠には男性用・女性用・お子様用があります。
手の大きさに合う長さのものを購入しましょう。
遺影
遺影は葬儀で使用したものをそのまま使用して構いません。
マナーとして、魂入れの際は葬儀で使用したリボンを外すことを忘れないようにしましょう。
お供え物
魂入れの際はお供え物も用意しましょう。
お供え物に適しているものは、海の幸・山の幸・里の幸を感じられるもの、お米やお酒、故人様が好きなお菓子やデザートなどがあります。
なお、塩も基本的に必要ですが浄土真宗では不要です。
お供え物は、宗派や寺院によって用意するものが異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
喪服もしくはスーツ
法要や法事と一緒に行う魂入れは喪服、仏壇や位牌の取り替えによる魂入れはスーツを用意します。
アクセサリー類やメイクは、ギラギラする派手なものは控えるのがマナーです。
アクセサリーはパールが用いられたものにして、メイクは肌なじみのよい淡いカラーを使いましょう。
素足での参加も控え、ストッキングを履きましょう。ストッキングのカラーはブラックです。
男性の靴下はロングソックスを選び、カラーはブラックです。
靴は男性と女性ともに黒が推奨されます。
また、靴やバッグについて、蛇やワニといったひと目で革ものであることが分かる素材は好ましくありません。
無地の本革や合成皮革、もしくは布地を選びましょう。
四十九日法要で魂入れを行う際の流れ
四十九日法要で魂入れを行う際の流れは以下のとおりです。
1. 魂入れを行う
2. 法要を行う
3. 参列者で会食をする
4. 白木位牌をお焚き上げする
では、一つずつ解説します。
1.魂入れを行う
四十九日法要では、先に魂入れを行います。
白木位牌から本位牌に魂を移します。
2.法要を行う
次に、法要を行います。
僧侶が故人様の魂が安らかでいられるよう読経を行い、同時に前の席の方から順番に焼香を行っていきます。
法要が終わるまでの時間はおよそ20~30分です。
3.参列者で会食をする
法要後は参列者で会食を行うのが一般的ですが、強制的なものではありません。
僧侶は会食に参加する場合としない場合があり、もし参加しない場合は御膳料を渡します。
会食を開催しない場合は、参加者に引き出物やお弁当、お酒を渡して持ち帰ってもらうのがマナーです。
4.白木位牌をお焚き上げする
法要が終わったら、白木位牌をお焚き上げします。
お焚き上げは寺院に依頼できます。
四十九日法要と魂入れを一緒に行う際のマナー
四十九日法要と魂入れを一緒に行う際のマナーを3つお伝えします。
● お布施の包み方と金額の違いに気を付ける
● 食事代・引き出物を準備する
● 位牌を早めに手配する
では、一つずつ解説します。
お布施の包み方と金額の違いに気を付ける
四十九日法要と魂入れを一緒に行う際は、お布施の包み方と金額の違いに気を付けましょう。
まず、包み方ですが魂入れのみの場合は「紅白の結び切り」もしくは「あわび結びの水引き」を付けた白い祝儀袋を用意します。
そして、お布施は魂入れのみを用意して包み、表に「開眼御礼」などと記入します。
しかし、法要と一緒に行う場合は、魂入れのお布施と法要のお布施を一緒に用意しなければなりません。
まとめて包むか、封筒を分けて渡しましょう。
なお、いずれも白い封筒もしくは不祝儀袋に「黒白の結び切り」または「双銀の結び切り」を付けた封筒が必要です。
中袋が存在する場合は中袋の裏面に、ない場合は封筒の裏面に氏名と金額を入れます。
食事代・引き出物を準備する
法要も一緒に行う場合は、食事代や引き出物の準備が必要です。
食事代は、僧侶が会食に参加しないときのみで構いません。
食事代は5,000~10,000円が相場です。
引き出物は参加者全員に用意をする必要があります。
高額なものは必要なく、高くても5,000円程度で構いません。
安すぎるものもよくないので、3,000円くらいがちょうどよいでしょう。
位牌を早めに手配する
安心して魂入れを迎えるためにも、位牌は早めに手配しておきましょう。
本位牌は、戒名を彫ったり写真を入れたりと完成するまでに時間がかかります。
一般的に、完成するまでに10日~2週間はかかるといわれているため、手配が遅くなると間に合わない可能性が高くなります。
魂入れ当日に間に合わないとなると大変ですので、位牌が必要となった時点ですぐに手配しましょう。
位牌のデザイン・タイプ
一口に位牌といっても、デザインやタイプが豊富にあります。
木製タイプやクリスタルタイプ、天然石タイプ、ガラスタイプなどがあり、厳かなものから華やかなものまであります。
故人様らしいものをぜひ探してみましょう。
「故人様らしいおしゃれな位牌で供養したい!デザイン・選び方などをご紹介」の記事はこちら
お位牌Makerでは、45種類以上のデザインを取り扱っています。
女性らしいものから男性らしいもの、シンプルなものから華やかな絵が施されたものまでさまざまありますので、お位牌をお探しの方はぜひお位牌Makerのサイトにお越しください。
まとめ
位牌の魂入れを行うことで、目には見えない故人様の魂が位牌に宿り、私たちを見守ってくれる存在となります。
魂入れされた位牌は、寂しい気持ちや悲しい気持ちを慰めてくれると同時に、故人様を想い供養する大切なものにもなります。
浄土真宗では、魂ではなくご本尊を迎え入れる儀式を行うため、必ずしも行う儀式ではありません。
しかし、基本的には行うべき大切な儀式であることを念頭に置いておきましょう。
お位牌Makerでは、オーダーメイドでお位牌を作成しております。
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