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浄土真宗の位牌|不要な理由・法名軸/過去帳の使い方・本願寺派と大谷派の違いを完全解説

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浄土真宗では、亡くなった方は阿弥陀如来の本願によって即座に極楽浄土へ往生するとされるため、「霊」がこの世に留まるという考え方をしません。そのため一般的な「霊位」を記す位牌は用いず、代わりに「法名軸(ほうみょうじく)」「過去帳(かこちょう)」でご先祖様を偲びます。

本記事では、仏壇修復「麗光堂」と本位牌通販「お位牌Maker®」を運営するRKDコーポレーションが、年間数千基の制作実績をもとに、浄土真宗で位牌が不要とされる教義的な理由、法名軸・過去帳の使い方、本願寺派と大谷派の違い、それでも位牌を作りたい場合の方法まで詳しく解説します。

この記事でわかること

  • 浄土真宗で位牌が不要とされる教義的な理由
  • 法名軸・過去帳・繰り出し位牌の役割と使い分け
  • 本願寺派(西本願寺)と大谷派(東本願寺)の違い
  • 浄土真宗における法名の書き方と「釋」の意味
  • 位牌を作りたい場合の作法と注意点
  • 法名軸・過去帳・お位牌の費用相場
  • よくある質問(FAQ)

浄土真宗で位牌が不要とされる理由

浄土真宗が他の仏教宗派と大きく異なる点は、「死後の魂のあり方」についての考え方です。

「霊」がこの世に留まらないという教義

浄土真宗では、開祖・親鸞聖人の教えに基づき、阿弥陀如来の本願力(ほんがんりき)によって、亡くなった方は即座に極楽浄土へ往生し、仏となるとされます。これを「往生即成仏(おうじょうそくじょうぶつ)」と呼びます。

つまり、亡くなった方の魂がこの世に留まる・依代に宿るという考え方をしないため、「霊位」を記す位牌を必要としないのです。

「依代」ではなく「報恩感謝」のかたち

浄土真宗の供養は、故人を「供養する」というよりも、ご先祖様や亡き方々を縁として、阿弥陀如来の本願に手を合わせる「報恩感謝(ほうおんかんしゃ)」のかたちで行います。法名軸・過去帳はその「縁」を視覚化するためのものです。

浄土真宗での供養方法は3種類

位牌を用いない代わりに、浄土真宗では以下の3つの祭祀具で故人・ご先祖様をお祀りします。

祭祀具 役割 費用相場
法名軸 法名を記した掛け軸。仏壇内に掛ける 5,000〜30,000円
過去帳 家系の法名・没年月日を記した帳面 3,000〜20,000円
繰り出し位牌 複数の法名札を収納する箱型(地域による) 20,000〜80,000円

法名軸(ほうみょうじく)

法名軸は、亡くなった方の法名・俗名・没年月日・行年を記した掛け軸です。仏壇内の両側または奥に掛けてお祀りします。一人につき一軸を作るのが一般的で、初七日・四十九日のタイミングで菩提寺に依頼して作成します。

過去帳(かこちょう)

過去帳は、家系のご先祖様の法名・俗名・没年月日・行年を順に記した帳面です。命日のたびに過去帳をめくり、その日に該当するご先祖様のページを開いて手を合わせます。家系の歴史を一冊にまとめる役割を持ちます。

繰り出し位牌(地域によって使用)

浄土真宗の中でも、地域や寺院によっては繰り出し位牌を使うご家庭もあります。これは複数の法名札を箱型の本体に収納できるタイプ。ただし「霊位」とは書かず、表書きは「〇〇家先祖代々法名」など、宗派の作法に沿った形になります。

本願寺派(西本願寺)と大谷派(東本願寺)の違い

浄土真宗には10を超える分派がありますが、最も信徒が多い「本願寺派(西)」「大谷派(東)」の2つで、法名や祭祀具に微妙な違いがあります。

項目 本願寺派(西) 大谷派(東)
本山 西本願寺(京都) 東本願寺(京都)
法名の頭文字 」(しゃく) 」(しゃく)
仏壇の特徴 金仏壇(金色の装飾) 金仏壇(同じく金色)
仏具の配置 三具足・五具足 三具足・五具足
過去帳の形式 経本型・折本型 経本型・折本型

基本的な作法は近いですが、本山の方角・法要の細部に違いがあります。菩提寺がどちらの派に属するかを確認のうえ、祭祀具を選びましょう。

浄土真宗における法名の書き方

「釋」(しゃく)を冠する法名

浄土真宗の法名は、頭文字に「釋(しゃく)」を冠します。これは「お釈迦様の弟子になった」という意味で、仏弟子としての名前であることを表します。

  • 男性:「釋〇〇」(漢字2文字の法名)
  • 女性:「釋尼〇〇」(「釋」の後に「尼」を入れる場合あり・派により異なる)

例:釋浄信釋尼妙香

位号は付けない

他の宗派でよく使われる「居士/大姉/信士/信女」などの位号は、浄土真宗では使いません。生前の社会的地位や戒律を反映する必要がない(万人が阿弥陀如来の本願によって平等に救われる)という教えに基づきます。

梵字は入れない

浄土真宗では梵字(種子字)を入れません。法名軸の上部に「南無阿弥陀仏」と書かれる場合はあります。他宗派の梵字事情は宗派別・位牌の梵字と戒名書式もご参照ください。

浄土真宗でも位牌を作りたい場合

教義上は位牌を作らないのが原則ですが、ご家庭の事情やご家族の気持ちから、位牌を作るケースもあります。お位牌Maker®でも、浄土真宗のお客様からのご注文に対応しています。

1. 「先祖代々之位」のお位牌

表書きを「〇〇家先祖代々之位」として、ご先祖様全体をお祀りする位牌を作る方法。「霊位」ではなく「位」のみとし、宗派の教えに沿った形にします。詳しくは先祖供養とは?「先祖代々之霊位」のお位牌もご参照ください(浄土真宗の場合は「霊位」を「位」に変えてください)。

2. 個人の法名のみを記す

表面に「釋〇〇」と法名のみを記し、「位」「霊位」などの位号を入れない簡素なお位牌を作ることもあります。裏面に俗名・没年月日・行年を記します。

3. 繰り出し位牌で家系をまとめる

家系のご先祖様全員の法名札を1基の繰り出し位牌に収納する方法。地域によっては伝統的に行われています。表書きは「〇〇家先祖代々法名」など。

📌 必ず菩提寺・ご住職にご相談を
浄土真宗で位牌を作るかどうかは、ご家庭・寺院・地域により判断が分かれます。事前に菩提寺やご住職にご相談の上、宗派の作法に沿った形でご用意ください。お位牌Maker®では、書式・表書きを菩提寺の指示通りに正確に再現します。

法名軸・過去帳・お位牌の費用相場

祭祀具 仏壇店・寺院 お位牌Maker®
法名軸(紙本) 5,000〜15,000円 取扱対象外(菩提寺へ)
法名軸(絹本・高級) 20,000〜50,000円 取扱対象外
過去帳(経本型) 3,000〜10,000円 取扱対象外
過去帳(折本型・高級) 10,000〜30,000円 取扱対象外
先祖代々位牌(浄土真宗用) 20,000〜60,000円 11,900円〜(戒名入れ込み)

※法名軸・過去帳は宗派の作法に深く関わるため、菩提寺で直接お求めいただくのが最も確実です。お位牌Maker®では「浄土真宗の作法に沿ったお位牌」のみご提供しています。

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浄土真宗の四十九日・年忌法要

四十九日法要

浄土真宗でも四十九日法要は行います。ただし、魂を本位牌に移す「開眼供養」は行わず、代わりに法名軸の「開眼法要」(または「お性根入れ」)のような儀式を行うご家庭もあります。寺院によって作法が異なるため、菩提寺にご相談ください。

年忌法要のサイクル

一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十五回忌・五十回忌などの年忌法要を行います。三十三回忌または五十回忌で「弔い上げ」とし、個別の法名を過去帳にまとめる形が一般的です。

浄土真宗のお位牌に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 浄土真宗ですが、位牌を絶対に作ってはいけないのですか?

絶対に禁止というわけではありません。教義上は不要とされますが、ご家庭の事情やご家族の気持ちで「先祖代々之位」「釋〇〇」などのお位牌を作るケースもあります。菩提寺・ご住職に相談の上、宗派の作法に沿った形でご用意ください

Q2. 法名軸はどこで作りますか?

菩提寺で作成するのが最も一般的です。法名を授かる際に、菩提寺で法名軸への記載をお願いするか、仏具店で台紙のみ購入して菩提寺で書いていただきます。費用は5,000〜30,000円程度。

Q3. 過去帳はどこで購入できますか?

仏壇仏具店や仏教書店で購入できます。「経本型」「折本型」など複数の形式があり、3,000円〜30,000円の幅で選べます。ご家系の歴代の法名を記すため、長く使える上質なものを選ぶ方が多いです。

Q4. 本願寺派(西)と大谷派(東)で何が違うのですか?

本山・経典の解釈・法要の作法に違いがあります。法名や過去帳の基本的な書式は近いですが、ご家族の所属する派の作法に従うのが基本です。菩提寺にご確認ください。

Q5. 浄土真宗の法名に位号(居士・大姉など)は付きますか?

付きません。浄土真宗では「万人が阿弥陀如来の本願によって平等に救われる」という教えのため、位号・院号などの階級的な称号は基本的に用いません(特別な院号が授けられる例外もあります)。

Q6. 葬儀で白木位牌を使いましたが、四十九日後どうすればよいですか?

白木位牌は葬儀社が用意した一時的なものです。四十九日法要後、お焚き上げするのが一般的です。代わりに法名軸・過去帳を用意し、菩提寺で開眼法要を行います。

Q7. 浄土真宗で梵字は入れますか?

入れません。浄土真宗の法名・法名軸には梵字を用いず、必要に応じて「南無阿弥陀仏」(六字名号)の文字を冠します。詳しくは宗派別・位牌の梵字と戒名書式をご参照ください。

Q8. 浄土真宗の魂入れ(開眼供養)はありますか?

「魂入れ」という用語は使いませんが、新しい仏壇・法名軸・お位牌(作る場合)には「入仏(にゅうぶつ)法要」「お性根入れ」に相当する儀式を行う場合があります。お布施は1万〜5万円程度。

Q9. 仏壇の中の法名軸はどこに掛けますか?

仏壇の奥の両脇(ご本尊・阿弥陀如来の左右)に掛けるのが基本です。配置は寺院・地域により異なるため、菩提寺の指示を仰いでください。

Q10. お位牌Maker®では浄土真宗用の位牌も作れますか?

はい、浄土真宗の作法に沿った「先祖代々之位」「釋〇〇」などのお位牌をお作りいただけます。梵字なし・「位」のみ(霊位なし)でのご注文も承っております。詳しくは商品選択時にご相談ください。

まとめ──宗派の作法を尊重しつつ、ご家族の気持ちも大切に

浄土真宗では、教義上は位牌を用いず法名軸・過去帳でご先祖様をお祀りするのが基本です。これは「亡くなった方は即座に極楽浄土へ往生する」という親鸞聖人の教えに基づいた、浄土真宗ならではの供養観です。

  • 浄土真宗では「霊」が留まらないと考え、位牌を作らないのが原則
  • 代わりに法名軸・過去帳でご先祖様をお祀り
  • 本願寺派(西)と大谷派(東)で細部の作法に違いあり
  • 法名は「釋〇〇」の形で、位号や梵字は付けない
  • 位牌を作りたい場合は「先祖代々之位」として、菩提寺の指導のもとで

お位牌Maker®では、浄土真宗の作法に沿ったお位牌(「位」のみ・梵字なし・「先祖代々之位」)にも対応しています。法名軸・過去帳のご準備は菩提寺でお願いしますが、「先祖代々位牌」のご注文はお気軽にご相談ください。

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