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過去帳の値段・相場まとめ|本体・見台・記入のお布施まで解説

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過去帳の費用は、大きく「本体」「見台(けんだい)」「記入(代書)のお布施」の3つに分かれます。この記事では、それぞれの価格帯の目安を一覧で整理し、浄土真宗での法名軸との費用比較、購入場所まで、仏壇修復にも携わるお位牌Maker®が中立的に解説します。

過去帳本体の値段──素材・サイズで変わる価格帯

過去帳には、家庭の仏壇に置く折本(おりほん)タイプと、寺院で使う和綴じタイプがあります。家庭用は折本が一般的です。サイズは3寸〜5寸が標準で(1寸≒3cm)、仏壇の大きさに合わせて選びます。本体価格は素材・装飾でおおよそ3つの層に分かれます。

グレード 素材・装飾 価格の目安
普及品 金襴の布地・シンプル 2,000〜5,000円程度
中級品 唐木(黒檀・紫檀)・装飾あり 5,000〜15,000円程度
高級品 蒔絵・漆仕上げ・本金粉 15,000〜30,000円以上

表紙に「〇〇家」などの文字入れを頼む場合は、別途3,000円前後が目安です。

見台(過去帳台)の値段──セットか別買いか

見台は、過去帳を開いたまま安置する台座です。月命日にそのページを開いてお参りするための実用的な仏具です。

  • 見台単体…2,000〜10,000円程度(素材・デザインによる)
  • セット購入の目安…金襴+モダン見台(3寸)で8,000〜12,000円程度/唐木+見台(3〜5寸)で12,000〜20,000円程度/蒔絵・高級仕上げで20,000円以上

注意点…過去帳より見台が小さいとバランスが悪く倒れやすくなります。過去帳と同サイズか1サイズ小さい見台が適切です。お仏壇のデザイン(モダン/伝統)に合わせて選びましょう。

記入を依頼する場合の費用──お寺と仏具店の違い

過去帳の記入は、ご家族が自分で書くこともできますが(過去帳の書き方)、お寺や仏具店に依頼することもできます。

お寺(住職)に依頼する場合──お布施の考え方

記入の対価は「料金」ではなく「お布施」です。金額はお寺によって異なり、一律の相場はありません。

  • 法要と合わせて依頼する場合…四十九日・一周忌などの法要のお布施に含まれることが多く、別途包む必要がないこともあります(法要のお布施は3〜5万円程度とされることが多いようです)。
  • 記入だけを依頼する場合…5,000〜10,000円程度を目安に。記入するご先祖の数や地域・寺院の慣習で異なるため、事前に住職へご相談ください。「お布施はいかほど包めばよいでしょうか」と率直に伺っても失礼にはなりません。

仏具店・書家に依頼する場合

  • 仏具店…1霊あたり550〜5,000円程度(店舗により幅があります)。納期は1〜2週間が目安。
  • 書家(プロ)…美しい筆書きを求める場合は1万円以上が目安。
  • 自分で書く…筆と墨で書くのが正式で、退色しにくく長期保存に向きます。手順は過去帳の書き方で解説しています。

浄土真宗の場合──過去帳・法名軸の費用

浄土真宗では「戒名」ではなく「法名」を授かり、位牌を祀る習慣がありません。四十九日以降は白木位牌から過去帳(または法名軸)へ移行するのが正式です。

  • 過去帳…家全体の記録帳(本記事の価格を参照)
  • 法名軸…お一人ずつの法名を記した掛軸。本体1,500〜10,000円程度が目安

どちらを用いるかは地域の慣習や菩提寺の方針によります。詳しくは浄土真宗の位牌(法名軸・過去帳)をご覧ください。なお、他宗派で位牌をご検討の方は位牌の種類と選び方位牌の値段も参考になります。

過去帳はどこで購入できる?

  • 仏壇専門店…実物で確認でき、仏壇のサイズに合わせた相談ができる
  • 仏具チェーン…品揃えが豊富で、記入代行サービスがある店舗も
  • 通販…1,000円台からの安価な商品もあるが、仏壇との色合わせが難しい
  • 菩提寺…寺院によっては過去帳を取り扱っている場合がある

まとめ──過去帳の費用 早見表

費用の種類 目安
過去帳本体(普及品) 2,000〜5,000円程度
過去帳本体(中級品) 5,000〜15,000円程度
過去帳本体(高級品) 15,000〜30,000円以上
見台(単体) 2,000〜10,000円程度
見台とのセット 8,000〜20,000円程度
記入お布施(法要あり) 法要のお布施に含まれることが多い
記入お布施(記入のみ) 5,000〜10,000円程度が目安
仏具店への記入依頼 1霊あたり550〜5,000円程度

仏壇修復に携わる現場でも、墨で書かれた古い過去帳は長い年月を経ても文字がはっきり残っているのを目にします。費用だけでなく「長く残るかどうか」も含めて選ぶと安心です。記入の手順は過去帳の書き方、本位牌をお考えの方は位牌の種類と選び方もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 過去帳の値段は平均いくらですか?

過去帳本体は素材・サイズによって異なります。金襴布地のシンプルなものは2,000〜5,000円程度、唐木(黒檀・紫檀)素材は5,000〜15,000円程度、蒔絵や漆仕上げの高級品は15,000〜30,000円以上が目安です。

Q. 過去帳の記入をお寺にお願いするといくら包めばよいですか?

お布施の金額はお寺によって異なり、一律の相場はありません。法要と合わせてお願いする場合は法要のお布施(3〜5万円程度)に含まれることが多く、記入だけをお願いする場合は5,000〜10,000円程度を目安に、事前に住職へご相談ください。

Q. 見台(過去帳台)は必ず必要ですか?

必須の決まりはありませんが、月命日に過去帳を開いてお参りする際にあると便利です。過去帳を安定して開いておくため、多くの方がセットで準備されます。価格は2,000〜10,000円程度です。

Q. 過去帳は自分で記入してもよいですか?

はい、ご自分で書いても問題ありません。筆と墨で書くのが正式とされ、退色しにくく長期保存に向いています。ボールペンや筆ペンも不可ではありませんが、できれば墨書きが望ましいとされています。

Q. 浄土真宗では過去帳と法名軸どちらを用意すればよいですか?

浄土真宗では位牌の代わりに過去帳や法名軸を用います。一般に過去帳は家全体の記録帳、法名軸はお一人ずつの法名を記す掛軸です。どちらが適切かは地域の慣習や菩提寺の方針によりますので、菩提寺にご確認ください。

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